限りないもの,それは欲望

朝からダブリンの名所をめぐる.国立博物館,トリニティカレッジ,ダブリン城,教会などなど.トリニティカレッジの図書館は文字通り圧巻.60mぐらいの細長い建物の両側に10mぐらいの高さの棚が林立していて,その全てに革張りの書物が収められている.一部公開してあるのはニュートンのプリンキピアの初版とか,とんでもない.これは出張後にいろんな人に言ってるのだが,欧米知識人における知識の収集欲,体系欲というのはほとんど遺伝子レベルで刷り込まれているのではないかということ.Googleはビジネス的にどうこうの前に,単純にそれをやりたいのではないのか.対する日本は諸行無常であったり行く川の流れは絶えずしてであったりするので,そもそも水準が違う.どっちがよいとかではなくて,それぞれの水準に適した戦い方があるんではないかということ.そんなことを思いながら,電車に乗ってゴールウェイまで2時間半.ああ,またやってきたよ.強風に見舞われながらホテルにたどり着き,ダブリンに比べると人がいないのと同じの中心部に出て,世界一おいしいフィッシュアンドチップスなるものを食す.世界一といってもモノがモノなので,推して知るべし.
追記:しまった,題名が半年前のエントリーとかぶってる.思考回路は社会人になっても変わらないのか...