研究者の年度末

2/27。毎週月曜は朝一番にミーティングが入るようになり、すべからく前日夜中に資料を作るようになった。休んだ気がしない。さてそのミーティングを無事に終え、今週末に控えた巨大学会のためにメールを打ちまくったり各セクションに話を通したりという仕事。昼下がりは研究室の臨時ミーティングをするつもりだったが人が集まらずに直接指示。それから某プロジェクトの報告書をすごい勢いで作り始める。各種現実逃避を繰り返した後、できあがったのは午前7時頃。そのまま倒れ込む。
2/28。目が覚めたら昼にはなってなくてよかった。できたての報告書を持って都内某所へ。手渡しして仕事の半分はこれで終わった。それから田町方面に向かい、某プロジェクトの最終報告会を見物。会場は知り合いだらけでそれはそれで感慨深い。某後輩の成長を見届けることができてこちらもまた感慨深い。懇親会は寝不足につきテンション高め。早めに切り上げてもうとにかく寝るしかない。
3/1。早起き戒厳令を発動して万全の体制を引き、何とか起きる。巨大学会の来年度の会場を押さえるために、1年前にあたるこの日の朝一番に事務所に行かないといけない。行くとすでに某先生がおられて万事解決していたが、とにかく前日寝る前のプレッシャーはすごいものがあった。それから居室そばの会議室を開けて、巨大学会のための荷物部屋とする。昼前ぐらいから宅配便がどんどこどんどこやってきて、あっという間に秩序が崩壊する。そしてそれを押しとどめるためにひとり倉庫番。腰が痛い。これを夕方までずっとやって、そのあと某社からのお客さんと打ち合わせ。予想通りながら某社に融通という言葉は存在しない。大きな課題を抱えつつ、その日は撤収。あしたから巨大学会が始まる。
3/2。巨大学会とはインタラクション2006のこと。運営委員の中で、会場であるうちの研究所に所属しているのは自分だけ。そうすると会場に関するすべての問題は最終的にぼくのところに持ち込まれる。やった仕事は以下の通り。会場の鍵開け。きのう持ち込まれた荷物の引き取り管理。会場無線LANの設定。案内板の設置。賞状の印刷。その他リアルタイムに発生するよしなしごと。発表を見るどころの話ではなく、時間があったら仮眠して次の問題に備える感じ。夜の懇親会まできて、ようやく落ち着いた。それからあしたの準備をして、会場の鍵を閉めて、早々に帰って寝る。あしたも同じことが起こるので。
3/3。インタラクション2006の2日目。すべてにおいて明らかに効率がよくなっていて、駆け回ることはほとんどない。焦ったのは賞状の印刷ぐらい。指揮を執る人はどーんと構えておくことが必要なのだということがよくわかった。発表を見る余裕もあり、無事に学会は終了。よくがんばりました>自分。最後の最後の手じまいをして、打ち上げへ。いろんな先生から感謝の言葉をもらって、それで十分報われた。次はもっとうまくやれるはず。そんなこんなで今年度最大のイベントはこれでおしまい。ただただ寝るだけ。
3/4。気が抜けてしまったのか、この日の記録・記憶は何も残っていない。見つかり次第書く予定。
3/5。いつまでも気を抜いているわけにもいかず、某プロジェクトの財務処理をするために研究所で書類作り。また日曜から徹夜。そのあと朝一ミーティングのための作文。徹夜テンションにつきアジテーションみたいになる。とにもかくにも研究者の年度末を何とか切り抜けた感じがしてきた。