glucose nano stage 1

ちょっと徹夜テンションの文章になってしまった…。

本日、グルコース社の独自プロダクト第2弾として「glucose nano」をリリースしました!
ダウンロード・詳しい利用方法はグルコース社のサイトからお願いします。

これまでずっと、自社の名前を冠したプロダクトは「glucose 2」一本でした。長く続けている甲斐もあり、おかげさまでRSS・フィードには詳しいらしいという評判をいただいていますが、そのイメージが強すぎるのか、昨今のウェブAPIの時代にちゃんと適応できているのかと心配されたりしています。「glucose nano」は、そういった疑問に対しての、ぼくたちからの回答の意味も込めています。まだ機能は想定の1/10にも満たないぐらいなのですが…。

さて、「glucose nano」がどういうソフトウェアなのかということですが、それはグルコース社のサイトを見ていただくとして、ここでは背景を明らかにしておきたいと思います。

Web2.0の時代になり(そういや最近はあまり聞かないような…)、大規模なウェブサービスAPIを続々と出すようになりました。データのオープン化という方向性は正しいと思われますし、諸手を挙げて賛成したいところですが、そのオープン化されたデータをどのように利用するかという議論があまりにも希薄な気がします。確かに、マッシュアップのサービスはたくさんありますし、その数は増加する一方です。アイデアに唸らされるものも多々あります。ただ、その中で毎日使いたいと思えるサービスがいくつあるのかというと、ちょっと疑問です。それは、ウェブAPIはその出し手に支配されるからビジネスとして成立しないとか、そういった議論とはまったく別のレベルで考え直さなければならない問題だと思います。

「glucose nano」は、言ってしまえば合法(?)スパイウェアのようなものです。利用者が見ているページのURIを片っ端からソーシャルブックマークに問い合わせて、タグ一覧と被ブックマーク数を持ってくる、それだけです。今後のバージョンではブックマークに留まらず、いろいろなシチュエーションに応じた情報の見せ方を実現していく予定ですが、基本的には「自分がいま何をやっているか・何に興味を持っているか」という情報と、各種ウェブサービスとをマッシュアップして、新しい情報の発見や評価に役立ててもらうことを目標としています。

ありとあらゆるページにタグ一覧と被ブックマーク数が出てくると、自分がどういう基準でコンテンツのよしあしを判断しているのか、多数決でいいのかタグでいいのかということを改めて考えさせられて、けっこう新鮮です。あいもかわらずダウンロード型のソフトウェアで(というのは上記の目標を達成するための最適な方法はクライアントであると固く信じているからですが)、導入はやや面倒な部分もありますが、ぜひ一度お試しください!

ダウンロードはこちらからお願いします。

glucose nano リリース! - Semantic High!