もう俺、Evernoteでいいや

ここしばらく4台のMacを取っかえ引っかえ使うという生活が続いていて、データの同期が死活問題になっています。基本的なポリシーは「デスクトップ百景」に書いた通りですが、ちょっとしたメモを同期するのが意外に面倒な気がしてきました。一時はGmailのドラフトに書いたりしてたんだけど、ネットがないところでは無力。むしろネットがないところで浮かぶような思いつきを残しておきたいわけで。

そんな感じでいろいろ調べていると、海の向こうでは生産性向上支援の名の下に、メモのマネジメント専用のソフトがいくつかありました。で、しばらく使っていたのが「Yojimbo」なるイカした名前のソフト。メモの自動保存やウェブクリッピングなど、Windowsの名ソフト「紙」を彷彿とさせるつくり。しかも、すべての情報が.Macで同期できる。

これはすごいと思って30日のデモ期間をこれで過ごし、さてレジスト($40くらい)しようと思った直前に、他のソフトも一応試してみることに。MacJournal(日本語版あり)、JournalerTogetherなどなど。困ったことに、どのソフトも一長一短で、どれかはブログのポストができたり、どれかは同期ができなかったり、どれかはデスクトップの背景や他のウインドウを消してメモしか書けないモードにしてくれたり(WriteRoomというエディタはこれ専門でおもしろかった)、と比較するのも面倒な感じ。本当にYojimboでよかったのかと自問自答する始末。

そうこうしてる間に、以前リクエストを出していた「Evernote」の招待が来た。で、使ってみた結果はタイトルの通り。他のものと比べると全然高機能ではないけど、ウェブ経由で同期ができて、WindowsMacのクライアントがあって(Windows Mobileもある。iPhoneも対応予定)、ウェブからでもメモの追加や編集ができて、と言うことなし。しかも無料(たぶん)。

Yojimboの.Mac同期に一抹の不安を感じていたこともあって(Yojimboが悪いわけではない。ときどき.Macが挙動不審になる。念為)、迷わずこちらにスイッチ。他のソフトからのインポートができたら完璧だったけど、そこはベータ版なので我慢して、手作業でデータ移行。

ちなみにEvernoteには文字認識機能があって、画像を送るとサーバ側で認識をやってくれるらしい。日本語に対応してないのでいまのところ使うことはなさそうですが、ウェブとクライアントの協調という意味ではすばらしいモデルだと思います。

というわけで、こんにちはEvernote。と言いつつも、メモをしっかり書きたいMacユーザの方はここで触れた他のソフトもぜひ試してみてください。新しい世界が広がります。

おまけ:EvernoteのInvitationが10個ぐらいついてきたので、お知り合い限定で興味のある方がいらしたら連絡ください。