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2013年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

まずは昨年の振り返りから。2012年もいろいろなことがありました。

何より自分にとって驚きだったのは、日本版オープンデータの動きです。主に政府や地方自治体が持つデータの公開という意味で使われているこの言葉、欧米で普及が始まっていたことから注目はしていたのですが、一気に日本に入ってきたように思います。その影響もあって、オープンデータ流通推進コンソーシアム経済産業省公共データワーキンググループ内閣官房電子行政オープンデータ実務者会議の委員(下っ端ですが)に名を連ねたり、先進的な取り組みを行っている鯖江市に何度か足を運んだりと、これまでにない経験をさせてもらっています。こういった流れの中で、オープンデータもどうせ公開するならウェブ標準のLinked Open Data(LOD)の形で出してもらえるように支援したいという思いから、8月にリンクト・オープン・データ・イニシアティブというNPOを立ち上げ、活動を始めました。これらが花開くのはもう少し先のことになるとは思いますが、2013年を勝負の年と位置づけて積極的に動いていく所存です。

4月には2冊目の著書となる「ウェブらしさを考える本」が出版されました。この本に関しては以前にもブログに書きましたが、「ウェブらしさ」という言葉がなんとなく気に入っていて、これまでの社会の仕組みの中にウェブらしさをどう取り入れていくかを考えるのがこれからの自分の役割になるのかなと思っています。そこでオープンデータの仕事やCiNiiを始めとする図書館の仕事がつながっていくのではないかと。

図書館関係については大きなニュースのない1年でした。とはいえ何もしていなかったわけではなく、この4月に控えたシステムリプレイスの準備に忙殺されています。情報インフラとして動き続けて当たり前、止まったら大きな影響が出てしまうという強烈なプレッシャーと、絶え間ないコスト削減要求の中でどのようにバランスを取ればいいのか、悩みながらスタッフと取り組んでいます。また、電子ジャーナル・電子ブックを大学図書館全体の枠組みで扱うという積年の課題にも着手し、こちらも多くの方々と議論しながら進めています。

それにしても、どの仕事をとっても3年前には想像もしていなかったことばかりで、果たして自分が適任なのかどうか正直なところ自信はありません。それでも、ウェブに導かれてここまで来たのだと思ってベストを尽くしていきたいと思います。

それでは今年もよろしくお願いします!