人工知能学会全国大会・近未来チャレンジ「Community Webプラットフォーム」

今年の6月に香川県高松市第23回人工知能学会全国大会(JSAI2009)が開催されます。ここ数年、ぼくは近未来チャレンジという枠で「Community Webプラットフォーム -ブログ・SNS・ソーシャルウェアの未来形-」というセッションのオーガナイザーをしています。この近未来チャレンジはおもしろい仕組みで、提案者はセッションを企画して論文を募集し、当日は普通に研究発表を行うのですが、最後にセッションの参加者に投票してもらい、その結果来年度もこのセッションをやってもいいかどうかが決まります。幸いなことに「Community Webプラットフォーム」は4年連続で生き残り、5年目の今年もセッションを開くことになりました。

セッションのテーマは、ウェブを舞台としてコミュニティが知識を作り出したり、知識によってコミュニケーションが活性化されたりする状況を想定して、何らかの分析を行ったりシステムを提案する研究を広く募集するというものです。「想定して」と書きましたが、もはやこういう状況は日常そのものになっていて(はじめてセッションを提案したときは「近未来」だったのですが…)、日々の生活の場であるウェブをどのように研究するか、という方法論を考える場として捉えてもらえればよいのかなと考えているところです。

セッションの詳細ページの下の方にこれまでの論文リストへのリンクを載せていますが、はっきり言って何でもありです。なにより、人工知能学会の中でウェブに携わっている研究者が大集合する場所なので、発表・聴講問わずたくさんの方々にお越しいただけるとうれしいです。

発表を希望される方は、発表申込サイトから「『近未来チャレンジ』セッションのお申し込み」を選択し、「(サバイバル)Community Web プラットフォーム」に希望のチェックを入れてください。発表申込は1/26まで。論文提出は4月になります。

発表募集:「Community Webプラットフォーム -ブログ・SNS・ソーシャルウェアの未来形-」

関連エントリ:人工知能学会全国大会・特別セッション「研究とビジネスの境界で」