Nokia E61を誉め讃える

理想のPDAを求めて、というかPDAを縦横に使いこなす人になってみたくてはや数年、今度のNokia E61はちょっと違う気がする。これまで買ってはすぐ人にあげたり眠らせていた物たち(CLIE TH55W-ZERO3[es]・Newton・何か忘れたけどPocket PC・携帯Syncなどなど)とはどこがちがうのだろう。考えてみると、こんな感じ。

  1. Macとの相性がいい:連携のために追加で何も買わなくていい(よくなった)
  2. ケーブルなしで同期:Bluetoothさまさま
  3. デフォルトでそこそこ高機能:カスタマイズは面倒
  4. ウェブまわり(レンダリング・操作感)が速い:本当に速い

1と2はわりと当然のこととして、意外と重要なのが3。たいていのPDAは、カスタマイズしたり何かソフトを入れないとまともに使えない気がする。そういう作業はそれなりに楽しいけど、○○しなければならないという状況でいろいろ弄るのは、他に2台も3台もPCを抱えている身としてはつらい。で、決定的なのは4。E61を使ってはじめて「いままでPDAを使えなかったのは遅いからだ」と言い切れる(人のせいにできる)ようになった。どの物品をとっても、フルブラウザの性能が低すぎて何も読む気が起こらなくなり、じゃあケータイ用サイトだけ見てればいい(Gmailmixiもあるし)ということでそれらを手放す方向でひとつ、となってしまう。しかしE61のブラウザは明らかに速い。デフォルトのWebKitベースもいいし、Opera miniJavaベースながらさらに速い。これが有料だけどJavaじゃなくなるOpera mobileになったらどうなってしまうのか、と思ってしまうぐらい。CPUのせいなのか何なのかはよくわからないけど、おかげでWifi提供の各種喫茶店E61をつかってウェブをぼんやりと眺める、という従来では考えられない生活を始めている次第。前にも書いたように、SIM抜きで純粋にWifi+Bluetoothだけで使ってるわけですが、高速すぎてまともに使ったらパケット代がいくらかかるかわからないのでちょうどいいと思う。ケータイとの一本化は一切考えないという奇特な条件であれば、E61はぴったりはまるのではないかと。